5.身体の糖化が進むとどうして危険なの?

そもそも身体におけるタンパク質の役割は、臓器、血管、筋肉、血液、肌など、私たちの身体を構成する細胞の主成分です。また、身体の働きを調整する酵素、ホルモン、免疫抗体なども主にタンパク質によってつくられているのです。このように、私たちにとって大変重要な役割を担うタンパク質ですが、糖化反応によって変性しAGE化すると、タンパク質本来の働きができなくなるので、結果、身体の正常な機能も低下し、病気や肌トラブルを引き起こしてしまいます。

糖化によって身体に現れる症状には身体の酸化と同様に動脈硬化があります。これは、動脈の壁に糖化したAGEsが蓄積することで血管が硬くなり、伸縮性が失われ、血流が悪くなってしまうためです。また、酸化ストレスから身体を守るSODなどの抗酸化酵素と、それをつくり出す細胞も主にタンパク質でできているので、糖化すると身体の抗酸化力が低下し、酸化の危険性も高まります。その他にも目の水晶体で糖化が起これば白内障、骨なら骨粗しょう症、肌のコラーゲンではたるみやシワ、さらにAGEsは褐色をしているので肌全体を黄色っぽくくすませ、肌色をトーンダウンさせます。セルライトも肥大した脂肪細胞の周りのコラーゲンが糖化してできたものです。

このように、糖化は様々な病気や肌トラブルとの関連性が指摘されています。私たちが健康で美しくいるためには、身体のあらゆる部位で起こりうるタンパク質の糖化を、未然に防ぐことが重要です。

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