6.糖化を防ぐためにはどうしたらいいの?

糖化は、血液中の糖濃度が高い“高血糖状態”で起こりやすい現象と言われています。したがって、運動などによって糖質の消費を促すことと、それに加えて食事から摂取する糖質の量を抑え、血中に吸収される糖質を極力減らすことが効果的です。とは言っても「糖質をまったく摂ってはいけない」と言うことではありません。糖質は身体にとって大切な栄養素です。とくに脳においては唯一のエネルギー源となるので欠かすことができません。問題は、糖質を空腹時や過剰に摂ってしまうことで起こる「血糖値の急激な上昇」にあります。

白米やパン、麺類、お菓子、ジュースなどに含まれる糖質は、血中に非常に吸収されやすいので、効率よく細胞のエネルギー源として利用されますが、その反面、これらに含まれる糖質を過剰に摂取すると、血糖値が短時間で急激に上がってしまうデメリットもあります。これは血中に含まれる糖質が増えすぎた状態となり、糖化反応が起こりやすくAGEsの蓄積が加速する原因になります。さらに、細胞のエネルギー源として利用されずに余ってしまった糖質は、中性脂肪に変わり、体内にどんどん蓄積されてしまう危険もあります。まさに、これが「肥満」の原因です。

本来、中性脂肪は緊急時のエネルギー源として体内に蓄えられるので、私たちの身体になくてはならないものです。しかし、過剰に増え肥満が進行すると、血糖値を下げる作用のあるインスリンの働きが低下し、常に高血糖の状態が続き、ますます糖化が進行する…と言う悪循環が引き起こされてしまいます。また、高血糖状態をそのまま放置してしまうと「糖尿病の発症」や神経障害、網膜症などの糖尿病の合併症のリスクを高めてしまうことにもなります。

このように、糖質の過剰摂取などによって起こる“血糖値の急激な上昇”は、私たちにとって大変怖いものです。生活習慣病や肌トラブルのリスクファクターを避けるためにも、血糖値を急激に上昇させない食材や食事方法、また、糖質の過剰摂取によるカロリーオーバーなどに注意し、糖化と同時に、肥満対策も早急に行うことが大切なのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket