5.血管の老化とその要因

身体や肌の老化は普段から気にしていても、血管の老化に気づく人はなかなかいません。血管も身体や肌と同じように、年齢とともに老化していきます。さらに脂肪や糖質の多い食事、多量の飲酒、運動不足、喫煙などの生活習慣や大気汚染、食品添加物、電磁波など、日常的に受ける過度のストレスは、活性酸素を過剰に発生させる要因となり、血管の酸化と糖化を促進し、たとえ実年齢が若くても、血管年齢はそれを上回ることがあります。

また、血液中にコレステロールや中性脂肪、さらに、糖質が多くなると血液がドロドロになり、巡りがますます悪くなるばかりか、血管壁に蓄積し、血管を狭くしたり、塞いだりしてしまいます。そこを血液が無理に流れようとすると、絶えず強い圧力がかかり、血管壁が傷つき、血管の老化が加速してしまいます。

では、血管の老化とはどういう状態をいうのでしょうか。まず、健康な血管はしなやかで弾力性があり、状況に応じて伸縮させながら血流を調節する機能が高い状態です。血液の通り道もきれいな丸いパイプ状になっています。それに比べ老化した血管は、まさに逆の状態。しなやかさも弾力性も失うので、硬く、もろくなり、詰まりやすく、破裂しやすい状態です。例えるなら、まるで使い古しのボロボロのゴムホースです。この状態のホースは、ひび割れや内部の劣化、汚れの詰まりなどで水の通り道が狭くなり、水の出が悪くなってしまいますね。それと同じことが血管という私たちの大切な器官で起こります。そのまま放置すると、細胞のすこやかな活動に支障をきたすばかりか、動脈硬化を起こし、日本人の3大疾患に数えられる脳卒中や心筋梗塞など、生命の危機に関わる病気を招くことも少なくありません。また、肌細胞に栄養素などが行き渡らなくなり、シワやたるみなどの深刻な肌トラブルや、血行不良を起こし冷え性、むくみなどの原因にもなります。

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