11.バリア機能の低下は、角層透明度の低下につながる

   2018/07/13

ターンオーバーが乱れると、健全な角層が維持できず、肌本来のバリア機能が低下してしまいます。その原因はいくつかありますが、代表的なものに酸化や糖化の影響による肌機能の低下、血行不良、間違ったスキンケアによる角層トラブルなどがあげられます。バリア機能が低下すると肌内部の水分の蒸散が進み、ますます肌は刺激を受けやすくなり、角層状態をさらに悪化させてしまいます。この状態では、肌の透明感は落ち込む一方です。

さらに注意したいのが、活性酸素の過剰発生です。活性酸素は肌機能を低下させるだけではなく、メラノサイトと呼ばれるメラニンをつくる色素細胞を刺激し、メラニン生成を活発にします。また、肌をくすませる糖化反応も活性酸素によって促進されます。傷ついた肌細胞では抗酸化力も弱くなり、さらなる角層透明度の低下につながるので、透明感を守るうえでは、活性酸素の過剰発生は絶対に防ぐ必要があります。

外からのスキンケアでは、ターンオーバーの乱れでメラニンやAGEsの排出が滞らないよう、肌機能をサポートするエイジングケアを意識したお手入れを心がけましょう。

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