9.「老い」を加速する酸化・糖化と戦う植物の力

   2018/07/13

老化の2大要因として名高い酸化と糖化。この2つにパワフルに立ち向かい戦えるのも植物が持つ活性力です。

中でも活性酸素に対する素晴らしい活性力を持っているのが、オリーブとローズマリーです。

オリーブは、樹齢千年以上のものも珍しくなく、長寿の木として有名です。その秘密はオリーブの葉に含まれる優れた抗酸化成分にあります。高い抗酸化力を持つオレウロペインやヒドロキシチロソールに加え、抗酸化とともに高い抗炎症作用を持つヒドロキシチロシルなど良質なポリフェノールを非常に多く含んでいます。

ローズマリーは「若返りのハーブ」といわれ、古くからその薬効作用が広く認められています。たとえば、高い抗酸化作用を持つロズマリン酸や、その働きを促し抗酸化力を向上させるカルノシン酸、酸化ストレスによるダメージを防ぐカルノソールなど、まさに活性酸素と戦う成分の宝庫です。

そして、さらに注目されているのがインゲン豆です。フランス人の中でも、南フランスに住む人々は、より健康状態が良好で、糖尿病の発症率が低いという報告があります。これは、インゲン豆を豊富に使った郷土料理を良く食べる南フランス人の食生活に理由があると考えられています。インゲン豆には糖質の吸収を抑制するファセオリンが多く含まれるほか、数あるインゲン豆の品種の中でも特に黒インゲン豆に関しては、抗酸化とともに抗糖化作用のあるアントシアニンがたっぷりと含まれているからです。

このように、植物の力は偉大な恩恵を私たちの身体にもたらし、その力は科学のさらなる進歩とともに解明され、無限の可能性を与えてくれます。

そしてこの3種の植物の活性成分は、科学の力を融合させることで、効果を最大限発揮し、酸化・糖化と戦う素晴らしい活性力となることもわかっています。今、最も注目される活性成分です。

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