13.肝臓と血糖値のコントロール
肝臓には、尿素回路や栄養素の代謝を含め、少なくとも500以上の働きが備わっているといわれます。「糖質の貯蔵」もそのひとつです。身体のエネルギー源として大切な3大栄養素のひとつ糖質は、小腸から吸収され、血流にのって肝臓へ運ばれます。
肝臓内に集められた糖質は、そのまま貯蔵され、必要に応じて血液中に放出し、あらゆる組織・器官のエネルギー源となります。そしてこの糖質の放出量によって、血液中の血糖値はコントロールされています。肝機能の低下は血糖値のバランスを崩し、糖化や生活習慣病を引き起こす要因にもなると考えられています。